※本記事は一部、KINCHO園芸さまからモニター提供いただいた製品を活用しています。
昨年、シバノワでは「ビール酵母抽出物の力で芝生を元気に?」という記事で、エックスエナジーを芝生で試す取り組みをご紹介しました。

あれから約1年。実際にエックスエナジーを芝生で使って、どのような変化が見られたのでしょうか。
今回は、シバノワメンバーのれいさが行った高麗芝での比較実験を中心に、実際にエックスエナジーを使った芝生愛好家の皆さんの声もあわせて紹介します。
なお、本記事は効果を断定するものではありません。芝生の種類、環境、管理方法、天候、他の資材との併用などによって結果は変わる可能性があります。あくまで、実際に使った方の観察記録や体感としてご覧ください。
手っ取り早く芝生の変化を見たい方はこちらをどうぞ!→ おまけ:写真でみる芝生の変化
エックスエナジーについて
エックスエナジーは、KINCHO園芸さんが展開している園芸用資材です。詳しい製品情報や使用方法については、KINCHO園芸さんの公式情報をご確認ください。
エックスエナジーを芝生に使った条件|希釈倍率と頻度
筆者が主に観察したのは、高麗芝を植えた直径約70cmの円形プランターです。場所は関東南部となります。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 芝生の種類 | 3月にはった高麗芝 |
| 栽培場所 | 関東南部・直径70cmの円形プランター |
| 比較方法 | 左半分に散布、右半分は無散布 |
| 希釈倍率 | 100倍 |
| 散布頻度 | 基本的に週1回 |
| 散布期間 | 2025年5月~12月 |
| 観察項目 | 葉色、伸び、密度、冬枯れ、穂の量、春の育成を目視で |
このプランターを半分に分け、片側(左側)にはエックスエナジーを散布し、もう片側には散布しない形で比較しました。
※この時合わせて下半分にアルムグリーンを散布する実験もしましたが、日当たりや雨の当たり方の環境の差があり、この比較実験は中断しています。
散布はジョウロで100倍に希釈し、2025年5月ごろから12月まで週1回の散布を継続して実施しました。
エックスエナジーを高麗芝に1年間使った結果
春から初夏:最初は大きな差を感じにくかった
実験開始直後は、はっきりとした違いがすぐに出たわけではありませんでした。左半分のほうが成長がよいかなと感じる程度でした。
4号プランターでも比較開始
直径70cmの円形プランターだけでなく、4号サイズの小さなプランターでも比較を行いました。
エックスエナジー、リキダス、アルムグリーンなどを同じ条件で与え、根張りや生育の違いを見ようとしたものです。こちらに関しては結論として、差は感じられることはありませんでした。どれもよく育ちました。土量や根域が限られる小さな鉢ではこのような実験で見た目でわかる差をみつけるのは難しいのかもしれません。ただし、液肥及び活力剤を一切散布していない鉢とそれ以外は明らかに大きな差がありました。
こちらに関しては最終ページに写真を掲載していますので興味のある方はご覧ください。
夏:育ちはよいが、差の判断はまだ難しい
7月ごろになると、円形プランターの芝はよく伸び、全体として元気な状態になっていきました。
左側(エックスエナジー散布)のほうが色が濃く、伸びが早いのもわかります。違いを実感できました。
ただ、液肥をあげると、色の差は変わらなくなり、また、エックスエナジーを与えていない右側も十分にきれいであったため、散布による差はあるものの、散布の必要性を考えると悩ましいところでした。
※こちらは夏に強い高麗芝を使用しています。暑さに弱い品種だとまた異なるかもしれません。
秋ごろから、違いを感じ始める
継続して散布を続ける中で、秋ごろから少しずつその違いを感じるようになりました。
気温が下がり始めた10月ごろには、活力剤を使っていない側が分かりやすく色が薄く見えるようになりました。
夏の生育期には分かりにくかった差が、季節の変わり目に入ることで見えやすくなったとも言えます。
冬:枯れ方の違いが見えてきた
冬になると、さらに分かりやすい違いが出ました。
高麗芝は冬に休眠し、地上部が枯れていきます。その枯れ方に、散布した左側と散布していない側で違いが見られました。
平行して実験してた小さいプランターでは差が出にくかったですが、大きな円形プランターでは違いが見えやすかった、という点も印象的です。小さいプランターの実験でとにかく、無肥料のプランターの色が悪かったですが、他に大きな違いはありませんでした。
こちらは円形プランターを上から撮影したタイムラプスです。2025年の1年間をまとめており、芝生の生育期から休眠期にかけての変化を確認できます。
※中央下側右寄りにある大きな円形芝生の”右側”にエックスエナジーが散布されています。ほかの写真と逆ですのでご注意ください。
大晦日。今年最後の写真を撮って動画にしました。スマホクラッシュしたから途中から。今年は更新作業をサボったり、コンテスト用に芝生育てたり、Xエナジー試したり(右下円の右がわ)。
— れいさ@庭と芝生 (@RaysaSodBallet) December 31, 2025
病期、肥料焼け、軸刈り。今年も盛りだくさんでした!来年はもう少しだけ丁寧に芝生育てよーっと。 pic.twitter.com/GlPszUQm1F
この後、芝生も休眠期にはいり、実験はストップしました。しかし、、、
2026春:穂の出方に違いが出た
大きな違いは翌春にでました。
散布していない側では穂が多く出た一方で、エックスエナジーを散布していた側では穂が出にくいように見えました。
なぜそのような違いが出たのかは分かりません。エックスエナジーの影響なのか、芝の状態や環境の違いなのか、断定はできませんが明確な左右差がありました。
穂の出る量が違うだけでなく、そのあとの芝生の様子も異なりました。穂がでた散布なし側は、穂を出すことにエネルギーを使ったからかもしれません。エックスエナジーを散布していた側に比べて明らかに元気がありませんでした。
1年間観察を続けた中で、もっとも印象に残った変化のひとつでした。穂があまり出なかったエックスエナジー散布側のその後の勢いは目を見張るものがありました。
伸びが早いことは、芝生管理としては必ずしも良いことばかりではありません。刈り込みの手間が増える面もあります。とはいえ春の成長が早いのはうれしいですし、密度が高いのもうれしいことでした。
毎日撮影した写真をもとに、2026年前半分のタイムラプスはこちらになります。動画は逆側から撮影しているため、右半分がエックスエナジーを散布している側となることにご注意ください。
今年も半分終わろうとしてます。エックスエナジーの効果も見てみたくて毎日撮ってる写真を動画にしました。
— れいさ@庭と芝生 (@RaysaSodBallet) June 28, 2026
タイルの上の汚さは目を瞑って~🙏 https://t.co/RWcO89qX9B pic.twitter.com/qX0ygUGXSX
記録から見えること
5月~12月まで7か月、週に一度散布し続けたエックスエナジー。最初はさほどの変化を感じませんでしたが、今年に入って大きな違いを感じられたのは興味深い発見でした。
エックスエナジーは「ストレスケア」がうたわれており、夏の暑さや冬の寒さのケアができるとされていますが、高麗芝の場合は夏が強いため生育の違いはあるものの夏における「効果」は感じられませんでしたが、冬の寒さストレスには確かに大きな差が現れました。
今回の観察では、エックスエナジーの差は「散布後すぐに緑になる」というよりも、秋以降の弱り方、冬の残り方、春の穂の出方、翌年の伸び方といった場面で見えやすかったように感じます。散布はじめの差はわずかですが、時間が経過するごとに差が表れやすくなった印象です。
ただし、日照、刈り込み、肥料、季節変化、他資材の影響もあるため、これをエックスエナジー単独の効果と断定することはできません。また、踏圧のある地面では違う結果が出るかもしれません。
あくまで、同じプランター内で半面比較を続けた観察記録として紹介いたしました。
芝生にエックスエナジーを使った方々の感想
私の実験に加えて、エックスエナジーを芝生で使った方にもアンケートを行いました。芝生の種類や管理環境、散布期間に差がありますが、それぞれの声として参考になるかと思います。
すいちゃんねるさん:芝生のコシが良くなった気がする
すいちゃんねるさんは、日当たりの良い庭の高麗芝で使用しました。課題としていたのは、芝生のハゲ部分を少しずつ小さくしていくことです。
エックスエナジーは、アルムグリーンや芝生用の液肥と混ぜ、2週間に1回ほどジョウロで散布したそうです。使ってみて、「芝生のコシが去年より良くなった気がする」と感じたとのことでした。
一方で、天候の違いも大きく、エックスエナジーによるものかどうかはまだ不明とのことです。
園芸資材を混ぜて使用するのは各自メーカーに問い合わせの上個人の責任で実施する必要があります。
きよ☆さん:葉色の濃さと病害の少なさを感じた
きよ☆さんは、日当たりの良い庭の高麗芝で使用しました。休眠期以外はだいたい週1回、100倍希釈をジョウロで散布したそうです。
最初の2か月ほどは散布場所を分けており、その時期には葉色の濃さを感じたとのこと。また、キノコが出る数が減ったことや、病害が少なくなったかもしれないことも印象に残った点として挙げられました。
ただし、その後は全面散布に切り替えたことや、肥料の量も変えたことから、理由を断定するのは難しいとのことです。
ティムさん:TM9では違いは認められなかった
ティムさんは、日当たりと水はけの良い庭のTM9で使用しました。5月から月2回ほど、ジョウロで散布し、対照区も設けて比較したそうです。
結果としては、「違いは認められませんでした」との回答でした。もともとの芝生の状態や品種、管理環境によっては、変化が分かりにくい場合もあることが分かります。

まんたろーさん:良くなるより、悪くなりにくいかもしれない
まんたろーさんは、自宅の庭の高麗芝で使用しました。芝生管理は10年目で、日当たりも良く、もともとの生育も良好な環境です。
7月から10月ごろまで、1週間から10日に1回ほど散布。200倍希釈を平米あたり0.2L、噴霧器で葉面散布したそうです。液肥と混ぜて散布することもあり、肥料の量は例年より少なめだったとのことでした。
特別に良くなったというより、「悪くなりにくいのが良いことかもしれない」と感じたそうです。例年ならもう少し肥料をあげたいタイミングでも、生育の勢いが大きく落ちなかったかもしれない、という声でした。
まとめ
エックスエナジーを芝生で使ってみた結果は、人によってさまざまでした。
はっきり違いを感じた人もいれば、違いが分からなかった人もいます。
筆者の記録では、最初は分かりにくかった差が、秋、冬、春と季節が進む中で見えやすくなっていきました。
芝生管理では、天候、土壌、品種、刈り込み、施肥、水やりなど、さまざまな要素が重なります。
だからこそ、今回のように「良かった」「分からなかった」「期待と違った」も含めて記録を残していくことには意味があると感じました。
今後もシバノワでは、芝生を楽しむ皆さんのリアルな声を集めながら、管理のヒントになる情報を発信していきたいと思います。
詰め替え用、効果の長い粒剤、エックスエナジーが入った芝生有機肥料も発売されました!



きよさんに質問もらったので公開回答です😁
— れいさ@庭と芝生 (@RaysaSodBallet) July 19, 2026
エックスエナジーロング粒タイプのサイズはこのくらいです。マイターフしばふの有機たっぷり肥料と比較も載せておきますね!@Kiyo_shiba0310
おはようございます☀️ pic.twitter.com/lVqNwZjvdk
次ページでは 「おまけ:写真でみる芝生の変化」として円形芝生を連続写真で紹介しています。ぜひ合わせてごらんください!

